以前は金にも公定価格がありました。1オンス=35ドルという米ドルの価値を決めるのに使われていました。でも30年くらい前にその制度が崩れ、金はいまでは自由市場で取引されています。
金の国際取引は基本的には米ドル建てで行われます。日本の小売市場での価格は円建てですが、当然外国為替相場の影響をうけます。金のドル建て価格を円建てに換算する過程でも業者はリスクを負う構造になっています。
外国為替相場には顧客むけの金相場があって、米ドルに関しては一応日本中の銀行が同じ価格を出していますが、それも固定されていません。ましてやユーロやオーストラリアドルなど他の通過に関しては銀行ごとに相場が異なっています。
自由市場ですからそういうことになっています。互いに協定して同じ金相場を出すことのほうが法律的には問題のような気がします。